補足 - 3Dプリント
①体積とは
3Dプリントの料金は、造型樹脂を使用した量に比例します。
例として、中身が詰まった物「A」と、細い線だけで作られた物「B」があるとします。
AはBより小さいですが、中身が詰まっているため重いです。中身にまで樹脂が入っているので、樹脂の使用量が多いです。
BはAより大きいですが、スカスカで軽く、樹脂の使用量が少ないです。
この例の場合、AよりBのほうが料金が安くなります。

CADソフトでの体積の求め方
使用されているソフトによってコマンドが異なりますが、解析系ツールから求められる事が多いです。
表面積や金属重量ではなく、データ自体の体積をご確認ください。
造型寸法の出し方

かなり大雑把な計算になりますので、実際に3Dプリントをご依頼される場合は「見積希望」にチェックを入れ、事前に金額をご確認ください。
②精密さの比較
精密造型機での出力

(ゴム型作製用の樹脂です)

弊社でご提供できる中で最高クオリティのものです。
ディテールの再現度はもちろん、ほぼ造型目が出ないため、細かいデザインの製品に適しています。
(参考にしていただくために、フォトショップ等で造型目を消すような加工は一切していません)
標準造型機での出力

(ゴム型作製用の樹脂です)
ディテールの再現度が多少落ち、造型目が出てしまう部分があります。
甲丸リングやあまり凹凸が無いデザインでしたら、金属になった後に仕上げられるので標準造型機で十分です。
画像のように凹凸があったり、細いツメが付いていたり、細くてあまり磨けないデザインの場合には不向きです。

ディテールの再現度が多少落ち、造型目が出てしまう部分があります。
甲丸リングやあまり凹凸が無いデザインでしたら、金属になった後に仕上げられるので標準造型機で十分です。
画像のように凹凸があったり、細いツメが付いていたり、細くてあまり磨けないデザインの場合には不向きです。
③サポートの除去とは
出力直後

製品の裏にある、たくさんの細い柱状のものが「サポート」です。
これは出力時に必ず必要になる支えで、お客様から入稿していただいたデータに弊社のほうでお付けしています。
処理後(ウラ)

ニッパーでサポートを切った跡が残ります。この状態でご納品となりますが、さらに細かい仕上げを希望される場合は有料で作業させていただきます。(デザインによっては処理しきれない場合があります)