加工別同意事項

弊社にご依頼をいただいた時点で、本同意事項に同意されたものとみなされます。
ご依頼の前に必ずご確認ください。

鋳造(キャスト)

【1】鋳造の特性上、ス穴・火ムラ等の不具合が無いよう鋳造する事はできません。
【2】地金が流れきらずに一部破損したり、湯口を付けた辺りしか形が残らないことがあります。工程W-1・P-1はやり直しがききませんので再加工のご対応はできません。
【3】鋳造のお見積りはすべて概算です。大きい物・重い物ほど重量の誤差が出やすく、金・プラチナは地金単価の誤差も大きくなります。
【4】ゴム段(ゴム型の段差によりキャスト品に付いた線や段差)や小さなス穴、真円でない等、後加工で処理すべきものはやり直しの対象になりません。お客様のほうで仕上げていただくか、磨き加工(有料)をご依頼ください。
【5】火ムラは、鋳造後の酸化膜が部分的に深く浸透した場合に現れます。元々の925よりも硬くなるため、磨き等で修正するのは困難です。再鋳造でのご対応になります。
【6】お作りいただいた製品の寸法・構造が原因でゴム型作製時や鋳造時に不良を起こした場合、修正や返金等のご対応はいたしかねます。
【7】湯口位置のご指定がある場合でも、地金の流れが悪いと判断した場合は現場のほうで湯口位置を変更・追加させていただきます。
【8】レースや布等、異素材にWAXを染み込ませて作ったものはキャスト不良を起こす可能性が高いです。
【9】ゴム型から原型を取り出す際、原型が破損する事があります。
【10】異素材原型や中空原型の場合、ゴム型作成の際に癒着・硬化不良・破損などのトラブルが起きる場合がございます。
【11】キャスタブルレジンであっても、石膏との相性によっては鋳造不良を起こすことがあります。
【12】キャスト不良・再キャストによる納期のずれ込みに関し、弊社は一切の責任を負いかねます。

メッキ

【1】傷、磨き残し、火ムラ、酸化があると密着不良・発色不良の原因になりますので、お客様のほうで仕上げていただくか、磨き加工(有料)をご依頼ください。
【2】メッキ液の酸/塩基や急激な温度変化により、石が溶ける事があります。
【3】超音波洗浄器にかけた際の石取れ、石の紛失・破損には責任を負いかねます。超音波の振動で取れないようにしっかり留めてご依頼ください。
【4】ご指示が無い限り、メッキ前の磨き加工(有料)は行っておりません。
【5】形見やアンティーク等、替えの利かない製品、素材不明な物、合金の製品はお預けにならないでください。また、ご依頼後に発覚して何らかのトラブルが起こった場合、補償・弁償には応じかねます。
【6】リスクを承知の上で素材不明な物、合金の製品をご依頼いただいた場合も、仕上がり後に何らかの瑕疵があっても補償・弁償には応じかねます。
【7】接着剤を使用している製品はお控えください。メッキ液が汚濁してしまった場合、ビーカーに使用している金の分の料金(時価)をご請求する事があります。
【8】マニキュアでのマスキングは絶対にしないでください。メッキ液が汚濁してしまった場合、ビーカーに使用している金の分の料金(時価)をご請求する事があります。
【9】メッキがかかっている製品は、再メッキの前に剥離剤+磨きを行います。それぞれ有料です。
【10】剥離剤で合金が溶ける事があります。

レーザー刻印

 
【1】セッティングは目測で行うため、若干の傾き等は許容範囲内となります。
【2】合金へのレーザーは出力パワーの規定値が無いため、強すぎて金属が溶ける/弱すぎて文字が見えないという不良を起こす可能性がございます。その際の修正にはご対応できません。
【3】いただいたデータの不備により失敗した場合(アウトライン化が出来ておらず余計な線が入っている等)、修正や返金等にはご対応いたしかねます。
【4】文字サイズの指定が無い場合や、上下左右がわからない場合は、弊社のほうで判断・決定させていただきます。
【5】刻印の深さの細かい指定はできません。

磨き仕上げ

【1】構造上、磨きの工具が入らない場所は磨く事ができません。
【2】金額と仕上がりのクオリティは比例します。ご指定いただいた品質以上の仕上がりをお求めの場合は、品質C→Bに変更・品質B→Aに変更となり、追加料金が発生します。
【3】構造的に限界があるものは、品質Aでご指示いただいても可能なところまでしか加工できません。
【4】エッジ出しや面出し等、仕上げのご希望がある場合は事前にお知らせください。
【5】テクスチャか傷かわからない場合、残す/消すの判断は弊社でさせていただきます。
【6】素材がはっきりしない・伺っていた金属と違っていた場合、加工により製品が変形・変色してしまっても、修正や返金等にはご対応いたしかねます。
【7】機械でのカット研磨(タングステンリング等であるような多面カット)は加工できません。

レーザー溶接

【1】火を使用するロウ付けよりも強度が落ちます。使用の際に同じ箇所が取れてしまっても再加工は有料となります。
【2】石や樹脂に近い部分を溶接する場合、火花が飛んで破損する事があります。
【3】合金は加工できません。
【4】素材が不明、伺っていた金属と違っていた場合、加工により製品が変形・破損・変色してしまっても、修正や返金等にはご対応いたしかねます。

CADデータ作成・出力(造形出力)

【1】作成していただいたデータのデザイン面での支障(丸カンを付け忘れた、各寸法のミス)等、弊社の与り知らぬ事に関してご納品後にご指摘いただいても、ご対応はいたしかねます。
【2】出力時のサポートの位置は、不良の起きにくい位置を弊社で決めさせていただいております。ご指定いただく場合、それにより出力不良が起きても再出力料金は発生いたしますのでご注意ください。
【3】ご指示通りに作成した結果がお客様の想像と異なりましても、修正や返金等のご対応はいたしかねます。各寸法を記載した三面図をお持ち寄りください。
【4】3Dデータを入稿する際、造形出力や鋳造工程で発生する収縮を考慮したデータをご入稿ください。

3Dスキャン

【1】形状を読み取りやすくするために、お預かりした製品に白い粉末(現像液)をスプレーします。
水溶性ですが、溝や凹みに粉末が残る場合があります。可能な範囲で除去をした状態でのお返しとなりますのでご了承ください。
【2】現像液は微量にアルコール成分を含んでおります。アルコールに弱い製品をお預けにならないでください。
【3】現像液の塗布をせずにスキャンする場合、データの精度は保証致しかねます。
【4】スキャン直後のデータは完璧ではなく、手直しが前提となります。データ修正の希望をされない場合、納品物に欠損等があっても再加工の対象になりませんのでご注意ください。
【5】スキャナーで取り込んだ3Dデータはメッシュ(STL)でのご提出となります。お客様のもとで加工・編集される場合、機械やソフトとの互換性にご注意ください。

石留め

【1】ルースをお預かりする場合、加工の際に欠けや破損を起こしても補償・弁償にはご対応いたしかねます。
【2】「彫り留め」としかご指示が無い場合は4点留かコロシ留で加工させていただきます。
【3】石外しの場合、すでに留まっている石を外すのは欠けや破損のリスクが高いため、補償・弁償にはご対応いたしかねます。
【4】お預かりした製品の状態・寸法によっては、イラストや参考写真のように留められない事がございます。

リングのサイズ直し

【1】コンビリング・石留めされているリングは火を当てられないので、レーザー溶接での加工となります。火を使用するロウ付けよりも強度が落ちます。使用の際に同じ箇所が取れてしまっても再加工は有料となります。
【2】石留されている場合、ウデを動かすとツメも動いて石が取れる・傷が付く・破損するリスクがございます。石の弁償や補償にはご対応いたしかねます。
【3】デザインの問題で真円が出せないリングは、サイズ棒ではなくそのサイズの指に入るかどうかを基準にサイズ調整させていただきます。
【4】ロウ付けでサイズ直しをする場合、火が当たって生じた酸化被膜を取るために軽く磨きます。その際にいぶし加工や薄いテクスチャが無くなることがあります。
【5】サイズ直し後の新品仕上げは別途料金がかかります。

アンティーク品・ヴィンテージ品について

基本的に、アンティーク品・ヴィンテージ品の加工はお受けいたしかねます。ご依頼される場合はご依頼時にアンティーク品/ヴィンテージ品であることを事前にお知らせください。
加工賃は、通常の2~3倍の価格をいただいております。
※アンティーク品やヴィンテージ品は、一度手を加えると元の色/質感に戻すことができません。十分ご理解いただいた上でご依頼ください。

【 事前告知のない場合について 】
・事前の告知がない場合、色/質感を残す等の考慮なく通常のアクセサリーに行う加工を施します。
・加工後に「アンティーク品/ヴィンテージ品だった」とお申し出いただいても、弊社では一切の責任を負いかねます。
 
【 返金・補償について 】
・色/質感や状態の変化や、それによる価値の下落について、返金・補償・弁償等のご対応はいたしかねます。