ロウ付けとは?
ロウ付けは、「ろう接」と呼ばれる、ハンダ付けと同じ原理の溶接加工です。
ガスバーナーを使用してロウ材を高温で溶かし、それが冷えた際に固まります。
ハンダよりも強度が高く、違う種類の貴金属同士も溶接する事が出来るため、アクセサリーの作成や修理で利用されます。
シルバー製品に使用される銀ロウは、純銀に亜鉛・銅を加えて作られています。
そのため、ロウ付けした部分は母材のシルバーよりも少し黄色くなります。
火を当てるため、石留やメッキがされている製品の加工は出来ません。
そのような製品にはレーザー溶接をご利用下さい。






レーザー溶接とは?

レーザー溶接は、レーザー光線を打って瞬時に地金を溶かして溶接する加工です。
ピンポイントで溶接が可能なため、ロウ付けだとはみ出てしまうような小さな範囲の溶接が出来ます。
高温になるのは溶接部分のみなので、石が留まっているリングのサイズ直しにも向いています。
また、母材と同じ素材の丸線を溶かしながら肉盛りしていく共付け(ともづけ)ですので、完成後にロウ材の色が見えるという事もありません。
異なる種類の貴金属同士だと、付きづらかったり、付いてもすぐに取れてしまう事があります。


