加工の流れ
スキャナーを使用して、現物を3Dデータに。データ作成が困難なモデルにも柔軟に対応できます。
プラスチック製カップをスキャンした際の手順
プラスチック製カップ(高さ50mm程度)
現像液で白く塗りました。
【1】スキャナーにセット
回転する台(ターンテーブル)にセッティングします。
【2】スキャン開始
光を当て、陰影で凹凸を読み取っていきます。
【3】読み取り・自動補正
様々な角度から何度もスキャンし、陰影を読み取って製品の形をデータ化していきます。
【4】CADソフトに取り込み
データをCADソフトに取り込みます。
読み取りきれなかった部分の修正がある場合はこの時に行います。
【5】データ修正、出力など
3Dデータの完成です。
出力して造型樹脂でご納品、鋳造や磨き加工をしてご納品など、ご希望の方法でご納品いたします。
もし透明のままスキャンすると?
現像液を塗らずに透明のままスキャンすると
光を透過してしまうため、何も読み取れません。
原型についての注意点
光を当てて陰影を読み取る方法のため、光の反射が均一である必要があります。
スキャン前に、お預かりする原型に現像液を塗布させていただきます。
現像液には微量のアルコールが含まれているため、アルコールに弱い成分が使用されている原型は破損・変質のおそれがあります。
スキャン後は水で洗浄してご返却いたしますが、溝の中や細かい模様の中に入り込んだ現像液は除去出来ません。
原型が白やアイボリー・薄グレーなどの明るい色で、かつ単色の場合は、現像液を塗布せずにスキャンが出来る事があります。